鹿児島鰻が何故すっぽんを始めたのか

すっぽん

うなぎがすっぽんを始めた理由

鹿児島鰻、その名の通り、うなぎの会社でございます。鹿児島県でうなぎを養殖しているから「鹿児島鰻」。では、何故うなぎの養殖会社である鹿児島鰻が、すっぽんを手掛けるようになったのか。すっぽんの養殖、それは鹿児島鰻の大いなる野望から始まっています。

鹿児島鰻の新たなる挑戦!

うなぎの養殖業者として、日本最大級の生産量を誇る鹿児島鰻。長年ノウハウを積み上げてきた結果、鹿児島鰻の養殖うなぎは品質も味も、大変ご好評をいただいています。ありがたいことに評判が評判を呼び、今では日本各地に出荷するまでになりました。
しかし、そこで満足しないのが鹿児島鰻。鹿児島鰻では、うなぎの次の新たなる挑戦として、すっぽんの養殖に取り組むことに決めました。すっぽんは高級食材であるうえ、その調理法が難しく、料亭や専門店などでしか口にする機会がありません。とくに若い世代ほど「すっぽんを食べたことがない」という方は多いのではないでしょうか。食文化の次世代への継承は、鹿児島鰻のスローガンでもあります。
すっぽんの食文化を次世代につなぐため、鹿児島鰻がすっぽんを養殖して、お客様にリーズナブルな価格でご提供できないか。
それが、鹿児島鰻がすっぽんの養殖にチャレンジした理由です。
うなぎと同様、鹿児島鰻の養殖池で育て、加工し、出荷する。すべてを自社で行う一気通貫システムにより、こだわりの美味しいすっぽん鍋をリーズナブルな価格でご提供しています。

ビニールハウス

養殖技術に一日の長あり

鹿児島鰻がすっぽんの養殖を本格的にはじめたのは、現社長が就任した2年ほど前から。
福岡の養鼈場を見学するなどして、本格的にすっぽんの養殖について学び始めました。うなぎもすっぽんも同じ淡水性の生物。鹿児島県の温暖な気候は、すっぽんの養殖にも最適なのです。すっぽんを育てる養鼈場は路地にあるところが多いようですが、鹿児島鰻ではビニールハウスの中で育てています。このビニールハウスは、もともとうなぎを養殖するためのもの。設備投資を抑えられるのも、鹿児島鰻の強みです。暖かくストレスフリーな環境で育った養殖のすっぽんは、天然のすっぽんに比べると肉質がとても柔らか。臭みがなくて食べやすいのも、養殖すっぽんの良いところです。
すっぽんの養殖において、その成功の鍵を握るのが、「環境」と「餌」と言われています。鹿児島鰻には、故郷・鹿児島の豊かな自然と、うなぎの養殖で培った知識と経験があります。これらを存分に活かしながら、鹿児島鰻は今日も美味しいすっぽんの養殖に取り組んでいます。